年収1000万円という選択を捨てて、独立というリスキーな選択をした23歳
わたしは、OBの平均年収が1000万超えの一橋大学を卒業したにも関わらず、一般企業に就職せずに独立するという道を選びました。なぜ、普通に就職して、普通に働いていればお金持ちになれていたのに、独立というリスキーな選択をしたのでしょうか?
一般企業に就職せずと書いたのですが、実際は1ヶ月間だけ東証一部上場の一流金融企業に新卒で入社したことがあります。元々、就職という選択に違和感があったわたしですが、その金融機関ですごした1ヶ月という経験がトリガーとなり、独立して生きていくという生き方を選びました。そして、これからも大手企業に就職するという選択肢はないと思っています。
誰もが憧れる企業で待っていた常識という名の非常識
一流企業に就職したことを、親や友達、知人、みな祝福してくれました。「これで人生安泰だな」とドラマで聞くようなセリフまで聞いた記憶があります笑
しかし、そのみなが憧れる一流金融機関で体験した経験は、わたしに大きな影響を与えました。
みんな同じ髪型、同じようなスーツ。宗教みたいやん
なぜか関西弁ですみません笑
ある日、ふと、
「この会社の人達、みんな同じような髪型で、同じようなスーツで、会社に言われたことなんでも聞いて、宗教みたいやん」
とみんなの前で話してしまいました。
そのときの周りの反応は、「何言ってんだこいつ?」「会社だから当たり前だろ」と言わんばかりの反応でした。そのときに、「あー、一般的な常識はきっと、わたしにとっての非常識なんだな」と違和感を感じてしまったのです。
一度違和感を感じたら最後、「大人ってそういうもんだから」と自分に言い聞かせることなんて出来るわけもなく、毎朝の朝礼や退社時のあいさつ回りなど全て気持ち悪く感じるようになってきました。
そんなとき、決定的な事件が起こりました。
大人の常識は、わたしにとっての常識じゃない
上司に言われたことは、間違っていたとしても「はい」と答えなさい。
ある日、一年目の誰かが上司に怒られた際に言い訳をしました。その子がその後、めちゃくちゃ怒られたことは言うまでもないのです。次の日、一年目に対して一斉通達で、上司が、
「上司に言われたことには、『はい』と答えなさい。それが間違っていたと思っても、『はい』と答えなさい」
と一年目の社員全員に対して言いはなったのです。
しかし、一年目の社員はちょっと笑って、特に気にする様子はありませんでした。
この時に「ここはわたしの生きる場所ではない」と思い、辞めることを決めました。
次の出社日、朝一で辞表を提出。研修中の新入社員が辞表を出して辞めるなんて、前代未聞らしく、辞表が返ってきました笑
そして、その日のうちに本社に呼ばれ、「研修社員はまだ正社員じゃないから、辞めるのなら自宅待機して」と言われ、家に帰って寝ました。その日のうちに電話がかかってきて、すぐに手続きが終了して退職ということになりました。
辞表を出して、昼寝をしたら、すぐに退社できた。
独立するのは怖くなかったのか?
大手金融機関から退職するという選択は怖くなかったのか?という質問をされることはあります。
最初はもちろん、怖かった。
もちろん、最初は怖かったですよ・・・
違和感を感じつつも我慢して働き続けていたら、社会的地位と高収入が約束されている仕事。もし、やめた後に戻りたくなったらどうしよう・・・って不安になることもありました。
しかし、
「こんな、自分を殺して土日を楽しみに生きる人生を40年続けるぐらいなら、精一杯自分のやりたいことをする人生を1年送った方がいい」
と本気で思うようになり、不安や怖さは一瞬にして消えました。
つまらない人生を40年生きるよりも、最高の人生を1年生きる
独立してみてどうだったか?
独立してどうだったのか気になりますよね?
本当に自分の心からの言葉で、「自分に正直になってよかった」と言えます。独立しても毎日つらいことだらけです。むしろ、一般企業に勤める何倍もつらいことがあるかもしれません。しかし、そのつらいことを乗り越える達成感も楽しめるのが、天職というものです。
フリーで自分の好きなことをするという働き方が私の天職です。
違和感を感じている人は、自分に正直になって
オーストラリアでホスピスケアに従事する看護師ブロニーウェアさんは「死を目前にした患者たちの多くは、もっと自分に正直になる勇気が欲しかった」と述べています。(参考:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする)
後悔最小化フレーム
Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は、Amazonを創業するために今まで働いていたエリート企業を辞める際に、
「80歳になった時、1994年のウォール街のボーナスを棒に振ったことを後悔するか?」
「それとも、インターネットという可能性に挑戦しなかったことを後悔するか?」
と自問し、ボーナスをもらい損ねたことなんて覚えていないだろうが、Amazon創業に挑戦しなかったことは後悔する可能性が大いにありうる。
と結論を出し、Amazonを創業しました。その結果は言わずもがなです。
一歩を踏み出す勇気を持って。
わたしも独立して成功したわけではないので、あまり大きなことは言えません。しかし、少しでも今の仕事に違和感を持っている人は、一度、自分に正直になってみてください。
40年後、今を振り返って、この仕事をしていたことを後悔しないですか?
独立するときに、背中を押してくれた本
わたしが、サラリーマンにならないという選択をするときに、勇気がもらえた本。堀江さんの考え方に触れれば、きっとあなたも独立したくなると思いますよ!
金持ちになってどうするの?
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?
こちらもホリエモンこと堀江貴文さんの著書。世の中にはお金持ちになる方法がたくさんあります。しかし、みんな「金持ちになればモテる!」「金持ちになれば幸せになれる」など根拠の無い幻想をいだいて、お金を稼ぐこと自体が目的になってしまっています。莫大な金額を稼いだホリエモンだからこそ書ける、お金を稼ぐ目的について考えさせてくれる1冊です。
RECOMMEND POST