当たり前の問いすらできない多忙な日々
「教えて下さい、あなたは何をするのですか/その激しくかけがえのない一度きりの人生で」
メアリー・オリバー
「かけがえのない人生の時間を使って何をしよう?」という当たり前の問いすらできないまま、ただ漫然と繰り返す日々。かけがえのない時間に何をするかを考える余裕がないぐらい忙しく働き詰める日々に、希望はありませんよね?
他人の期待に応えるために、生きる
・親のことを気にして、夢を捨てて、一般企業に就職する。
・上司に嫌われたくないから、自分のやりたくない仕事をやりつづける。
・失敗して周りの人にバカにされないために、独立できずに不本意な仕事を続ける。
すべて、他人の人生を生きようとしています。なぜ、一度しかないかけがえのない時間を、他人の人生のために使わなければならないのでしょう。オーストラリアの看護師ブロニーウェア氏曰く
「死を迎える患者達で後悔している患者たちは、”他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった”」
と後悔して、この世を去っていくそうです。
参考:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
あなたの一度きりの人生を、他人の人生を生きるために使わないで下さい。
音楽がやりたいのなら、本気で音楽と向き合って下さい。漫画家になりたいなら、今すぐペンを持って下さい。情熱がもてる仕事を見つけたなら、今すぐにその仕事を始めて下さい。
自分のやりたいことをして、はじめて自分の人生を生きることができます。たとえ、50年生きている人でも、他人の期待に応え続けていたら、自分の人生を歩いた時間はほんの少しかもしれません。
他人の人生ではなく、自分の人生を選ぶ勇気
いつか変わることはない。早ければ早いほどいい。
「今は、まだ時期じゃないから。もう少し準備が整ったら」
と夢を先延ばしにする人は数多くいます。しかし、本当に夢をかなえる人は、出来るか出来ないかわからない状態でも、常にチャレンジする事を最優先にしてきた人です。
・起業したいのに、いつまで経っても起業しないサラリーマン。いつまで、一般企業で準備中なのですか?
・小説家になりたいのに、コンクールに作品を提出しない小説家。いつまで、執筆中なのですか?
・音楽で売れたいのに、いつまでも家で楽器を弾いているミュージシャン。いつまで、練習中なのですか?
準備なんて、前に進みながらすればいいのです。早く実戦経験を積むことで、実際に挑戦してみないとわからないことに気づき対応できます。早ければ早いほどリスクが少ないのです。
20代で起業して失敗してもほとんど失うものはないでしょう。少ない貯金ぐらいのものではないでしょうか? しかし、50代で起業に失敗すれば、大きな代償を払わなければなりません。家族がいれば、家族に大きな迷惑をかけますし、今まで人生で貯めてきたお金も吐き出さざるを得ないでしょう。
「ただ生きていくために、給料をもらいにいく。でも、現状それしか仕方ない」と言っている間に人生あっという間に終わる(孫正義)
と、一代で日本を代表する企業を創りあげたソフトバンク創業者孫正義氏は言います。彼は一度しかない人生を「事をなす」ということに捧げて、今でも毎日15時間働き続けています。
一度しかないこの人生で自分の夢を追いかけないでいつ追いかけるのだろう。(孫正義)
彼は学生のころから、事業に命をかけて、睡眠時間を削って働き続けました。自分のやりたいこと、やらなければならないことを見つけて、全身全霊を注いで向き合った結果が、今のソフトバンクなのです。
ただ、現状を仕方がないものとして受け入れて、土日を楽しみに生きる人生に価値はあるのでしょうか?
あなたが情熱をもって挑戦できるようなことを見つけ、勇気を持って飛び込んで下さい。
ほんの少しの勇気が、人生を大きく変えてくれることもあります。
参考にした本
「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方を紹介しています。 「限りある時間をどのように使うか?」という当たり前の問いにすら答えられないほど忙しい生活をしている人は一読の価値あり。
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