稼いだお金で全てが決まる学校
進級、留年、退学、成績。すべてのことが稼いだお金の額で決まる学校を舞台にしたマンガ「市場クロガネは稼ぎたい」が面白すぎたので紹介します!
舞台は学円園学園(がくえんぞのがくえん)という架空の学校。そこは年齢・人種、性別、出身などが全く関係なく、進級や退学などの成績が「いくら稼いだか?」で決まります。
学円園では、学生たちはなんらかの部活に所属して、お金を稼ぎます。新聞部だったら新聞を発行して、服飾部だった服を作って、銀行部だったら銀行の仕事をして、卒業に必要な資金を稼ぎます。ようは、部活という名前の会社に属して、学円園という学校の中だけで仕事をして、ビジネスに成功した人間だけが卒業できます。
そんな、お金お金お金!!な学校を舞台に、主人公(市場クロガネ)やその仲間たちが卒業を目指して、色んなビジネスを成功させるお話です!!
学校の中だけの経済活動が本物の経済みたいで面白い!
学円園の中では、リアルな私たちの世界と同じように、様々な部活(会社)が経済活動をしています。飲食店を経営している生徒や、服を販売している生徒、学円園で使用されるお金(学円と呼ばれています)を管理する銀行員、人材紹介業を営む生徒(主人公)などなど。多様な部活が切磋琢磨して、お金を稼いでいます。
部活間での人材の取り合いや、部活の買収(M&A)、部活動の上場、部活動の株の売買など、リアルな世界の経済と全く同じようになるようにマンガが描かれています。部活だけではなく、学円園でよい経済活動を営めるように法律を設定する委員会の政治的活動にもスポットが当てられていて、本当にリアルな経済活動が再現されています。
そのように、リアルの世界のビジネスに近づけるようにマンガが描かれているので、ビジネスに興味のある大学生や、バリバリ働きたいサラリーマン、自分で事業を行っているフリーランス・起業家の人など、経済活動に興味がある人は、絶対にハマります!!
「成果に値する対価を」
学円園の校訓「成果に値する対価を」。
この言葉って、ズシリと来ますよね?笑
「どうせ同じ給料なら、少しでも楽したほうがいいや」「まぁ、他の人が働いているから、自分はのんびいりしていればいいや」など、仕事の現場で楽をすることを覚えてしまうと、仕事のほんとうの価値を感じられなくなります。
仕事は
「自分のできることで、情熱のもてること」を行ない、それに値する対価
をもらうことです。
この漫画では、自分の才能で成果を出し、それに値する対価をもらうキャラクター達がたくさん登場します。そういったキャラクターたちを見ていると、「あー、仕事頑張らなくちゃ!」とちょっとだけポジティブになれますよ笑
現実の会社や偉人が登場する
経済マンガなだけあって、実際に存在する会社や企業、経済理論などが登場します。(名前を少し変えたりして登場します・・・)
- メリルリンチをもじった会社
- ベンジャミン・グレアム風の人物
- 神の見えざる手をもつ主人公の母
など、経済に関する知識がある人がみたら「クスっ」と笑ってしまうような、ユーモアがたくさんつめ込まれています。
経済マンガだが、全然堅苦しくなく、ユーモアたっぷりな作品
お金をテーマにしたマンガって、「インベスターZ」のように堅苦しいビジネス書のような作品か、「カイジ」「ウシジマくん」のようなえげつない内容の作品が多いですよね?
しかし、この作品は非常にコミカルな作品です!絵のタッチも現代のアニメ風で読みやすく、ボケなどもたくさん盛り込まれたユーモアたっぷりの作品です。
ビジネスをしているという自分の境遇もあり、久しぶりに「このマンガ、クソ面白い!!」と思った作品です。是非、興味がある方は読んでみてください!!
※マンガワンというアプリで無料で全部読めるとか?読めないとか?どこかのサイトに書いてありました笑
市クロ!
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