場所に縛られない自由な働き方。現代の遊牧民「ノマドワーカー」という選択。

場所に縛られない自由な働き方。現代の遊牧民「ノマドワーカー」という選択。

現代の遊牧民「ノマドワーカー」

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お気に入りのカフェでパソコンを広げ、甘いラテを飲みながら、優雅に仕事をする。そのようなノマドワーキングと呼ばれる場所に縛られない働き方に、日本中のビジネスマンは一度は憧れるのではないでしょうか?そもそも「ノマド」という言葉は英語で「遊牧民」という意味を表し、定住地を持たない遊牧民のように働く人達のことをノマドワーカーと呼び、最先端の働き方として注目を集めています。遊牧民のように自分の意志に従って、生きる場所を選ぶことが出来る生活こそ、「自由に働く」ことができる理想的なワークスタイルです。

 

それではなぜ、人々は「ノマド」という働き方を選択せずに、満員電車に揺られて、行く必要もないオフィスに向かうのでしょうか?ライブドアを創業し、フジテレビを買収しようとして話題になり、様々なメディアに出演するホリエモンこと堀江貴文氏は著書「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」の中で、刑務所に服役している自分に仕事や人生の相談をしてくる彼のメルマガの読者がたくさんいることをうけて、

「みんな塀の中にいるわけでもないのに、どうしてそんな不自由を選ぶんだ?」刑務所生活で得た気づき、それは「自由とは、心の問題なのだ」

と述べ、世の社会人は自由な社会で生きているにも関わらず、自ら不自由になる選択をしていると批判しています。

 

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自ら不自由になる選択をし、限られた時を消費している(Photo By Moyan Brenn【Time】)

 

堀江氏は彼自身の思考は誰にも犯すことができないものとして、刑務所の中にいたとしても、自分自身の思考の自由を狭めようとはしませんでした。ナチスの強制収容所に収容された経験を持つヴィクトール・フランクルも、「どんな絶望的な状況であろうと、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない」と述べ、与えられた自由を放棄することなく、人生を自由に生きることに徹して、ナチスの収容所から奇跡的な生還を果たしました。刑務所や収容所といった、肉体的な自由を奪われた彼らは精神的な自由は手放さなかった一方、自分の意志で自分の好きなことができ肉体的自由を与えられた私たちは自ら精神的な自由を放棄しています。

 

「あー、職場に行きたくない」、「月曜日が本当に憂鬱だ」と言うビジネスマンに対して、「行きたくない会社なんてやめてしまえば?」とアドバイスしても、返ってくる答えを予想することは難しくありません。彼らはノマドで働くという選択肢を考慮することなく、自ら自由を放棄しています。会社というのは本当にそこで働くことが楽しいと思え、辛いことも含みやりがいを感じられる人間が集まるべき場所で、そういった人達にとってはその場所が自由に選んだ結果として存在するため、毎日不平不満をこぼすこともないでしょうし、不自由を感じることもありません。そもそもオフィスに行く事自体が好きではない大人にとって、オフィス勤務は自ら鎖につながれに行くようなものです。自分の鎖自慢をする自体にならないように、職場を選ぶ自由を再認識する必要があります。

 

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したくない仕事をするなんて、自分で自分に鎖をつなぐようなもの(Photo By pratanti 【chain】)

 

自分の意志と力で、生活を変えてきた誇り高き遊牧民のように、私達も自らの自由をコントロールすることができるはずです。もちろん、「自由からの逃走」の著者フロムが指摘するように、私たちは自由になればなるほど、「孤独感」や「無力感」と戦わなければなりません。ノマドで働くということは、全ての責任を自分で引き受けるということです。責任を会社に持ってもらうことはできないため、孤独に感じられ、自分の力の無さを痛感するでしょう。しかし、それらの責任を引き受けないかぎり、自由を享受することはできません。毎日の生活に不満をもち、自ら不自由な選択をとるか、大いなる責任を引き受け、自由な働き方をするかはあなたが決めることです。

 

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自ら不自由にならないで、世界はあなたが思っているより素敵な場所よ

 

会社をやめ、自分の好きなことをして、好きな場所で働くということは勇気のいる選択です。最初は収入が激減するでしょうし、周りの目も気になるかもしれません。しかし、一度のその勇気があなたの人生を望むべきものに変えてくれるのです。ドイツの詩人ゲーテが『財産を失ったのは、いくらかを失ったことだ。名誉を失ったのは、多くを失ったことだ。勇気を失ったのは、すべてを失ったことだ。』と述べるように、財産や名誉を失うことは大きな損失に変わりありません。しかし、勇気を失うことは全てを失うことを意味しています。

 

労働人口の高齢化により、今、20代のビジネスマンは恐らく、向こう50年近くは働くことになるでしょう。その半世紀という期間を、どのように生きるのかはあなたの勇気次第です。

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RARA
名前: RARA(らーら)
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職業: プログラマ・webデザイナー・音楽事業・Youtuber・OPENREC
学歴: 一橋大学経済学部卒

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エンジニアやwebライター、動画制作、ゲーム実況・音楽事業など様々な仕事をしています。
社会人になってから、じぶんが心から楽しいと思える仕事に没頭してきました。
じぶんがハッピーに働いている姿を紹介して、働く人たちの希望になりたい!
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