パラレルキャリアという働き方
パラレルキャリアという言葉をご存知でしょうか？
企業に勤めながら週末にボランティアをしたり、平日は企業から給料をもらう仕事をしつつ週末は起業するなど、2つ以上のキャリアを同時に歩む働き方をパラレルキャリアと呼びます。ただ報酬をもとめて仕事を掛け持つ「副業」とは違い、自分のやりたいことを優先して活動を行う点や、本業とは全く違う業種で事業を行う点が特徴です。
様々な働き方が容認されるようになり、このパラレルキャリアという選択を選ぶ社会人が増えてきています。在宅勤務や週休3日制度、残業禁止制度など、働きすぎが問題視されている昨今、なぜ、自ら仕事を増やすようなパラレルキャリアという生き方が増えてきているのでしょうか？
リスクを軽減して、自分の好きなことを仕事にできる
このブログでは、「自分の好きなことを仕事にする」ということに関して、何度も記事を書いています。しかし、家族を持っている方や、リスクをとることに不安を覚える方が、いきなり好きなことだけを仕事にする選択は取れないでしょう。
そんな人は、まず、週末に起業したり、週末だけ自分の好きなことを仕事にしてみてはどうでしょう？料理が大好きで自分のお店を持ちたい夢があるお父さんは週末だけどこかにスペースを借りて、移動屋台にチャレンジしてもいいですし、カメラに興味のある人は週末の結婚式やレジャーに撮影しにいってもいいでしょう。もし、アパレルに興味があるのなら、週末に服を仕入れてネットショップを構築しても面白いですね。
必ずしも、平日の仕事をいきなりやめてしまい、無収入の状態で好きなことを仕事にする必要はありません。まずは休日に少しずつ仕事を初めて、事業を大きくして下さい。そして、いつかは「好きなことを仕事に」という働き方を実践してくださいね♪
成長できる。好奇心を失わないで！
パラレルキャリアのいいところは、本業にもプラスの影響をおよぼすということです。１つの仕事をずっとやりつづけているとどうしても視野が狭くなりがちになり、せっかくの成長のチャンスを失ってしまう可能性があります。「こんなことやってみたいな！」と思っても、本業が忙しくて、結局できずに終わってしまうなんて経験を皆さんもしたことがあるのではないでしょうか？もし、パラレルキャリアという選択があることを知っていたら、自分の好奇心に正直に従うことができます。自分の興味を持ったことはすぐに週末にチャレンジしましょう。失敗しても問題ありませんし、成功したら万々歳です。
いつもと違う視点から世界を見れば、あなたが思っている世界よりも素敵な世界が見えるかも。
新しいことにチャレンジすると、知識の幅が広がり、本業にも良い影響を与えてくれます。例えば、普段はエンジニアが作ったものを営業で売り歩いている営業マンが、週末にエンジニアの立場になって働くことで、エンジニアの視点から商品を紹介できるようになったり、普段は誰かに依頼をして作業をしてもらっている立場の人が、逆に依頼される側の立場になって作業をすることで、作業者のつらいところや楽しいことに共感ができるようになったりと、本業だけでは気づかなかった仕事の新たな一面に気づくことができます。
もう１つの生き方があれば、自信を持てる。
もし、あなたが１つの企業でしか働いていない状態で、その企業から無理なお願いをされたらどうでしょう？恐らく、万が一のことを考えて断れないのではないでしょうか？
１つの働き方しかできないと、その仕事が絶対になってしまい、不利な条件も受け入れざるを得なくなります。もし、あなたがもう１つの仕事で十分な稼ぎを得ていたら、無理なお願いには自信をもって「No」と言うことができますし、勤めている企業が倒産しても、慌てふためく必要もありません。
昔のサクセス・ストーリーなんて、今となっては絵空事
いつ解雇されるのかとビクビクしながら、１つの企業にしがみつくよりも、様々な仕事から収入を得て、リスクを分散できるような働き方がこれからのトレンドになっていくと私は確信しています。ソニーやシャープなどの、以前は入社すれば安心と思われていた大企業が軒並み経営悪化し、大企業に入社すれば安心という昔のサクセス・ストーリーが通用しなくなっています。
ソニーの○○さんや、シャープの○○さんとして肩書ではなく、あなた自身が１つの会社のように周りから信頼されて仕事を受けるようになれば、本当の意味での安泰を手に入れられるのではないでしょうか？
RECOMMEND POST
