家庭教師なし、塾なし、学校なし。それでも慶應、早稲田、一橋に合格
家庭教師なし、塾なし、学校なし。宅浪を選択したわたしには「参考書で自習」意外の選択肢はなかった・・・
しかし、戦略的に良質な参考書を選び、繰り返しその参考書を学習することで、独学にて慶應や早稲田、一橋に合格することができた。
今日は、慶應大学にスポットをあてて、慶應に受かるための参考書を紹介したいと思う。また、参考書を紹介するだけではなく、その参考書の使い方も解説する。
慶應の合格学部(100%の合格率)
- 慶応義塾大学 文学部(世界史選択)
- 慶應義塾大学 商学部(世界史・数学選択)
- 慶応義塾大学 経済学部(数学選択)
慶應だけでいうと、以上の3学部に見事合格することができた。
他学部は志願すらしていないので、受験した学部100%の合格率で通過したことになる。
紹介する参考書をすべてやりこめば最低合格点は取れる
この記事で紹介する参考書は、数ある参考書の中から徹底的に厳選した参考書だ。「これだけで大丈夫なの?」と不安になるかもしれない。しかし、安心して欲しい。
一橋、早稲田、慶應に偏差値30台から参考書の独学のみで合格したわたしが「これだけ完璧にすれば、最低合格点は取れる」と確信して厳選した参考書なので、信じて勉強して欲しい。
参考書の使い方(偏差値を劇的に上げる勉強法)
参考書紹介に入る前に、参考書で勉強をするときの勉強法を解説する。
たとえ、良質な参考書を選択できたとしても、その使い方が間違っていたら成績は伸びない。ここで紹介する勉強法はわたしが実際に行って、劇的に偏差値を上げた勉強法だ。是非、参考にして欲しい。
同じ参考書を繰り返す
大前提として、人間の脳というのは「忘れる」。せっかく勉強したことも1ヶ月も経てば半分は忘れてしまうだろう。
受験というのは「新しい知識を吸収する」→「それを忘れない」ということさえできれば、どの大学にも合格できる。そういうシンプルな競技だ。そのため、勉強して忘れないように復習するということを繰り返し続ければ一年後、志望校の校門に笑顔で立つことができる。
一度吸収した知識を忘れないためには、同じ参考書を繰り返すということが重要だ。10冊の参考書を1回ずつ解くよりも、1冊の良質な参考書を10回繰り返したほうが偏差値は伸びる。
ノートは絶対にとるな
ノートの使い方を間違えた受験生は確実に落ちる。
ノートというのは知識のアウトプットのために使うものである。しかし、多くの受験生は知識のインプットにノートを使おうとする。
ノートは全授業キッチリとっているのに、成績がよくない真面目君はあなたの周りにいないだろうか?彼らはノートをとって頭の中に知識を入れようとする。だから成績が伸びないのだ。
知識を入れるためなら、ノートなんかとらず、参考書を繰り返し読めばいい。ただそれだけの非常にシンプルなことだ。
参考書に答えが書いてあるのに、なぜわざわざ自らノートを作る必要があるのだろうか?
参考書に追加の情報を書き込んでいく
この記事で紹介する参考書を完璧にすれば、慶應大学ならまず間違いなく合格できる。
しかし、模試や過去問ではじめて出会う単語や問題があることは事実だ。(そういった出題頻度の低い問題は捨てても受かる)
もし、そういう問題や知識に出会ったら、ここで紹介する参考書に書き込んでいって欲しい。そうやって、君だけの最強の参考書を作れば合格の確率は更に高くなるだろう。
慶應の歴史はリサイクル問題が出る可能性が高い
わたしや慶應に合格した友達の所感として、慶應の歴史は過去に出された問題を再度別の形で出題する可能性が高い。
よって、歴史選択の受験者はここで紹介した参考書にプラスαとして、過去問をやりつくす事をオススメする。
- 良質な参考書を何度も繰り返す
- ノートはとるな
- 新しい知識を参考書に書き込む
- 歴史の問題は過去問をやりつくす
慶應に受かるための英語のオススメ参考書
まずは受験のかなめ英語だ。
慶應大学はレベルの高い文章を大量に出題する。その問題に対応するために英語は早めに得意科目にして欲しい。
英単語帳
システム英単語、ターゲット、DUOなど、様々な英単語帳が出版されているが、慶應レベルの問題に対応するためには「単語王」をオススメする。
圧倒的な情報量で単語だけではなく、熟語・構文・英作文まで学ぶことができる1冊。
英単語帳を何冊も使用するより、1年でこの1冊を完璧にして欲しい。
文法
Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
文法書はこのNextStageをやりこむといい。
問題を解いて、わからなかった問題にチェックマークをうつ。そして、チェックマークが付いている問題の解説を丸暗記するつもりで、不足している知識をインプットしていくイメージで勉強をすると成績は伸びる。
このNextStageがサクサクと勉強できないということは中学生レベルの文法の知識が理解できていないことになる。でも、安心して欲しい。わたしも受験勉強を開始した当初全然わからなかった笑
そういった受験生はまずは
を勉強すると良い。
例え、NextStageが理解できないからといって焦る必要はない。ここで紹介する参考書をすべて完璧にすれば絶対合格できるのだから、ゆっくりと進めばいいのだ。
英文解釈
天才「西きょうじ」の至高の一冊。
わたしが受験英語の参考書で一番素晴らしい物を教えてくれと言われたら、間違いなくこの1冊を紹介する。
無駄な情報をそぎ落として、英語を読めるようになるために必要な知識を網羅的に掲載している。
この1冊を何十回も繰り返して勉強して欲しい。それだけで、長文読解や英文解釈の成績が飛躍的に伸びることが実感できるはずだ。
長文問題
英語受験のかなめとなる長文問題。配点も高いため、絶対に落としてはならない。
長文問題のおすすめ参考書は、「やっておきたい英語長文シリーズ」である。
このシリーズは過去に出題された良問を厳選して掲載している。
問題を試験形式で解く
↓
問題の解答を見る
↓
間違えた問題、足りない知識を学ぶ
↓
文章の日本語訳と英文を見比べて、全文を訳せるようになる
↓
すべての英文和訳の構造が理解できたら、英文を読むだけで文章が理解できるようになるまで繰り返し読む
↓
英文が日本語と同じレベルで理解できるようになったら次の文章に行く
というフローで問題を進めていって欲しい。
このやり方でこの長文問題シリーズ(300,500,700,1000)を進めれば、慶應の問題でも早稲田の問題でも理解できるようになる。
速読(知識の補強)
英単語と長文読解のレベルをアップさせるために必要な副読本。
1年間かけて、この参考書も何十回と繰り返して欲しい。勉強の合間や移動時間など、繰り返し勉強することで英文を読む速度が飛躍的に伸びる。
何度も繰り返して申し訳ないが、同じ文章を死ぬほど読んで欲しい。そうすることによって、その文章と同じレベルの文章なら、初見でもある程度理解できるようになる。これは絶対だ。
速読英熟語
熟語の知識を完璧にするために、そして、英文読解を更に極めるために、この参考書も1年かけて完璧すると良いだろう。
英作文
正直な意見として、英作文は勉強しなくても受かる。英作文の対策をする必要があるのは、東大や京大、国公立医学部ぐらいだと思っている。
その理由は2つある。
・ここで紹介した参考書の知識があれば、ある程度の文章は書ける
・英作文は優秀な生徒でも、大した答えが書けない
まず、1つめについて。わざわざ英作文の勉強をしなくて、英語の成績が上がればある程度の文章は書けるようになる。もちろん、継ぎ接ぎだらけの不格好な文章になるだろうが、受験英作文は文法上の間違いや英単語の間違いをしなければ得点がもらえるので、無理矢理にでも構文の形に文章を整形すれば点数が取れるのだ。
もし、英作文の対策をしたいという方には、ここで紹介している「ドラゴンイングリッシュ」をオススメする。日本人が間違いやすい英作文のポイントを例文の中で解説している。この1冊をやれば、英作文は勉強しなくても十分だろう。
そして、2つめ、「英作文は優秀な生徒でも、大した答えが書けない」について。
これは、一橋大学内の英語の授業中に知ったのだが、一橋の教授というのは一橋の受験問題の採点をすることもあるらしい。その教授が、「一橋に受かるレベルの子でも、英作文をまともに書ける人なんてほぼいない」と授業中に言っていたのだ笑
一橋に受かるレベルの英作文をかなり勉強してきた受験生でも英作文をまともに書けないのなら、英作文に時間をかけるのは費用対効果が悪いのは明白だろう。
慶應に受かるための数学のオススメ参考書
数学選択の受験生のために、慶応に受かるための数学の参考書を紹介する。
数学の勉強は非常にシンプルだ。
基礎中の基礎。安心と安定のチャート式
安心と安定のチャート式だ。解説がわかりづらいなど批判も多いこの参考書だが、基本的な知識を網羅的に学ぶためには最適な参考書だと思っている。
極論を言ってしまうと、このチャート式の問題をすべて完璧にして、過去問をやりこめば、数学の勉強は終わりにしてもいいと思っている。
しかし、早く解くテクニックや、難問に対応する力を要請するために次の参考書も勉強して欲しい。
数学のレベルを更に1段あげてくれる参考書
大学への数学シリーズの1対1対応の演習だ。
この参考書は、受験数学に必要な問題を厳選して紹介している。ちょっとレベルが高い問題集のため、チャート式のような網羅的な参考書を終わらせてから取り組むといい。
わたしは受験期に、この1対1対応の演習シリーズを死ぬほど繰り返した。
※なんども強調するが、死ぬほど同じ参考書を繰り返すことで成績は死ぬほど上がる笑
受験まで時間がない受験生は、基本的にはチャート式で勉強して、得意な分野をこの参考書で更に伸ばすといいだろう。
※例えば、確率が得意なら、数学Aだけ1対1をやる。
慶應に受かるための世界史のオススメ参考書
最後に世界史のおすすめ参考書を紹介する。
もし、世界史と日本史で地歴選択を迷っている学生がいるのなら、私は世界史をオススメする。
その理由としては、日本史は中学校受験の受験科目のため、中学受験を経験している優秀な生徒がすでに知識を蓄えているからだ。わたしのように偏差値30台からの逆転を狙っているのなら、世界史のように大学受験から始まる教科を選んだほうがいい。
この1冊でおk。世界史のバイブル
世界史の勉強なら「ナビゲーター」シリーズをやれば怖いものなしだ。
受験に必要な世界史の知識を網羅的に掲載しているため、この参考書を読み込むだけで偏差値は65ぐらいまであげることができる。
世界史は最低合格点でいいと思う学生は、この1冊を繰り返し勉強して、残りの勉強時間を英語に使ってもいいだろう。
知識の補強のために一問一答
オススメの一問一答の参考書。
ナビゲーターだけでも合格最低点は取れますが、合格を確実なものにするために一問一答系の問題集はやりましょう。
山川の一問一答などはレベルが高すぎて意味がないため、このZ会の参考書をオススメします。
文化史のようなナビゲーターでは勉強しづらい分野を補強してあげるイメージで使えるとGood!です。
最終確認用の問題集
問題慣れするという意味も込めて、上記2冊が終わったら、この参考書を勉強することをオススメする。
色々な大学で出題された世界史の問題を寄せ集めた問題集で、解説もしっかりしている。
ここで理解の甘い年代を探りだして、ナビゲーターを読み返すようにすると、気づいていない弱点が見つけることができる。
この参考書は余裕があればやるぐらいのスタンスでいい。大事なのはナビゲーターと一問一答を完璧にすることだ。
結局は良質な参考書を繰り返すことが重要
数多くある参考書の中から、最良の参考書を選び出す
何度も繰り返して、ここでも繰り返してしまうのだが、
「同じ参考書を何度も繰り返す」
これが、成績をあげるために必要なことである。
慶應は難しい問題もでるから、たくさんの参考書をやって多くの問題に対応できるようにした方がいいと思うかもしれない。しかし、現実はそんなことはない。
ここで紹介している参考書を完璧にして、あとは、過去問を解き続ければ誰でも慶應には受かる。才能なんか関係ない。
今、勉強しても成績が伸びなくて悩んでいるのなら、それは頭が悪いのではなく、勉強の仕方が悪いだけである。進学校に通っている生徒が東大や京大、早慶に受かっていくのは頭がいいからではなく、勉強の仕方を知っているからである。
偏差値30台から参考書の独学のみで一橋・慶應・早稲田・MARCHに受かった私が保証する。
「良質な参考書を繰り返し勉強すれば、一年後には慶應日吉キャンパスで入学式を迎えられる」
余裕があれば・・・
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